ならまちのはずれにある奈良市最古の神社「率川神社」は子育ての神様です

率川神社(いさがわじんじゃ)は、平安時代の延喜式神名帳に「率川坐大神神御子神社 三座」と記載されている由緒ある神社です。

さまざまなご利益を頂けるのですが、別名「子守明神」と呼ばれているように、安産・子育て・家庭円満に霊験あらたかと言われています。
それは、初代「神武天皇」の皇后さまと、その皇后さまのご両親神さまがご祭神だからですね。

他にも境内には、同じく延喜式神名帳に記載されている古社「率川阿波神社」がお祀りされています。なんとも贅沢な神社です。

奈良町観光の仕上げに、お参りしませんか?!

率川神社のアクセス
住所 奈良県奈良市本子守町18
電話番号 0742ー22ー0832
参拝時間 9:00~16:00
アクセス 近鉄奈良駅・JR奈良駅から徒歩7分
駐車場 あり
鳥居から進入して拝殿前を横切り、奥の駐車スペースへ。
他の参拝者に注意して進んでください。

目次

率川神社のご祭神とご利益

ご祭神

延喜式神名帳に率川坐大神神御子神社 三座と記載されいるように、三柱の神様がお祀りされています。

中本殿(御子神)に、媛蹈韛五十鈴姫命ひめいすずたらひめのみこと
日本書紀に登場する女神さまで、大物主大神と玉櫛姫命との間に生まれた女神様。九州からやってきた神武天皇の皇后となられ2柱の御子をお生みになりました。
しかし、神武天皇には九州時代の前妻との間に生まれた御子もあり、天皇崩御後に皇位争いが勃発。
媛蹈韛五十鈴姫命は機転を利かせて、自分の御子を守りました。

左殿(父神)に、狭井大神さいのおおかみ 
記紀に登場する三輪山に祀られた大物主大神のことです。その荒御魂が大神神社の摂社「狭井神社」にお祀りされているので、狭井大神と呼ばれています。
大物主大神は、大国主命であり事代主神でもあるという出雲の大神様です。

右殿(母神)に、玉櫛姫命たまくしみめのみこと
三島溝杭命の娘で、大物主大神(事代主神とも)との間に媛蹈韛五十鈴姫命ひめたたらいすずひめのみことを生みました。
ちなみに、三島溝杭命は、八咫烏、賀茂建角身、大山祇神と同じ神様だともいわれていますから、とんでもない大神様の娘神ですね。

ご利益

このような神社ですので、次のようなご利益がいただけるようです。

安産・子育て・家庭円満

父母神が御子神を両側から見守るようにして鎮座している様子から子守明神と称されてきました。安産・育児家族円満のご利益が頂けるといいます。

病気平癒

6月中頃に行われる三枝祭さいくさのまつりは、かつては国家祭祀として行われていた由緒ある霊験あらたか「疫病鎮め」のお祭です。笹百合の花で白酒黒酒の酒樽を飾ってお祀りすることから「ゆりまつり」とも。なので、病気平癒のご利益も頂けます。

率川神社の創建

社伝によると、推古天皇元年(593年)に勅命によって大三輪君白堤が春日邑率川にお社を建てて媛蹈韛五十鈴姫命ひめいすずたらひめのみことをお祀りしたのが始まりといいます。最初は一柱だけお祀りしていたということです。

そこへ、元正天皇の御代になり、藤原不比等ふじわらのふひとによってお社が建て増しされ、子守神(玉櫛姫命)と狭井神(大物主大神)をお祀りしたようです。

中世から江戸時代まで、春日大社の管轄社でしたが、明治以降は大神神社の摂社となってます。

率川神社へ参拝しましょう

近鉄奈良駅のバスターミナルの西に「高天」という交差点があります。この交差点を南に曲がるとすぐに漢国神社の赤い鳥居がありますが、今回はスルー。

さらに300mほど南へ歩くと、玉垣と鳥居が見えてきます。これが率川神社です。

社頭

車でのアプローチは、この鳥居から入ります。

鳥居を抜け拝殿のすぐ前を通り抜けて奥の駐車場に行かないといけません。初めてだと、かなり勇気が必要です。

拝殿

これが拝殿です。

ガラス張りですので、風雨から守られる構造となっています。古社然とした雰囲気はありませんが、これはこれで現代的というか機能的というか。。。

自祓大麻があったので、自分で自分をお祓いしてから参拝です。

二拝二拍手一拝

本殿

本殿は南向きで、三棟が障屏でつながった一間春日造です。檜皮葺きですよ。

三連の春日造りは美しいですね。好きです。が、、、

白いテントが無ければもっと美しいはず、と思うのは私だけでしょうか。

大神神社遥拝所と蛙石

拝殿本殿と対峙する位置に、大神神社遥拝所が設置されています。

画像左側の石の壁です。三輪山を描いた陶板が埋め込まれています。

ここから本社である大神神社を遥拝するのですね。

画像右の石が蛙石です。カエルに似ているから名付けられたとのこと。

撫でると、

若かえる=健康回復、無事かえる=旅行安全、お金がかえる=金運

のご利益があるとか。

お賽銭を入れて撫でてみてください!

境内社

境内の東北角、赤い鳥居の奥に境内社が3つのお社が並んでお祀りされています。

摂社:率川阿波神社

画像左側:率川阿波神社  画像右側が住吉社

中央のお社が阿波社。事代主神を恵比須神としてお祀りしています

今では小さな社ですが、延喜式神名帳にみえる「率川阿波神社」に比定されています。奈良時代に阿波国から勧請され、かつては西城戸町にあったそう。それが廃れてしまったので、率川神社の境内に遷したとのこと。

恵比須神ですから、ご利益は商売繁盛、金運向上ですね。

この日は初えびすの飾り付けが残っていました。

末社:春日社

阿波社の左に鎮座するのが春日社です。

春日大神がお祀りされています。

春日大神とは・・・

春日大神は、春日大社の御祭神で 武甕槌命たけみかづちのみこと経津主命ふつぬしのみこと天児屋根命あめのこやねのみこと比売神ひめのがみの四柱の神様の総称です。

末社:住吉社

阿波社の右に鎮座するのは住吉社です。

住吉大神がお祀りされています。

住吉大神とは・・・

住吉大神は、底筒之男神そこつつのおのかみ中筒之男神なかつつのおのかみ上筒之男神うわつつのおのかみの三神(住吉三神)を指す場合と・神功皇后じんぐうこうごうも含めた四柱の神様の総称とする場合がありますが、

こちらの住吉神社は四柱の神様がお祀りされています。

住吉三神は、伊弉諾尊のみそぎで現れた神であることから、祓いの神とされたりしますよ。

これで、率川神社のご紹介を終わります。

交通量の多い車道に面している割に、境内は静かで穏やかな空気が流れるやさしい場所です。

是非、ご参拝下さいませ!

では、神様のご加護とGORIYAKUさんが、
皆さまのもとに舞い降りますように、、、
ありがとうございました。

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