京都・嵐山エリアに鎮座する月読神社(つきよみじんじゃ)は、松尾大社の南約400mに位置する歴史ある神社です。
『延喜式神名帳』に記載された由緒ある式内社であり、その中でも格式の高い名神大社に列する古社として知られています。
現在は松尾大社の摂社となっていますが、独立した境内を持ち、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。
境内には、神功皇后が安産祈願に用いたと伝わる「月延石(つきのべいし)」や、縁結びで人気の「むすびの木」などがあり、子授け・安産・良縁を願う多くの参拝者が訪れます。
京都で安産祈願や子授け祈願を考えている方、また夫婦やカップルで参拝できるパワースポットを探している方にもおすすめの神社です。
| 月読神社のアクセス |
|
| 住所 | 京都府京都市西京区松室山添町15 |
| 電話番号 | 075-871-5016 |
| 参拝時間 | 5:00~18:00 |
| アクセス | 阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩10分 |
| 駐車場 | あり(狭いので松尾大社の駐車場を利用する方がよさそうです) |
月読神社について
月読神社の歴史

社伝によると、
顕宗天皇の時代、任那へ派遣された使者・阿閉臣事代が月神から社地を求める神託を受けました。朝廷はその神託に従い、山城国葛野の地に社殿を創建し、壱岐県主の祖・押見宿禰が祭祀を行ったことが始まり。
その後、856年(斉衡3年)、水害を避けるため現在の松尾山南麓へ遷座し、今日まで鎮座しています。現在では松尾大社との結び付きも深く、摂社として管理されています。
とされています。
月読神社の御祭神

月読神社の主祭神は月読尊(つきよみのみこと)です。
一般的に月読尊といえば、伊邪那岐命の禊によって誕生した三貴子の一柱として知られています。
しかし、月読神社に祀られている月読尊は、それとは異なる系譜を持つ月神と伝えられています。
社伝によれば、古代の海人族・壱岐氏が信仰した、潮の満ち引きを司る月の神であるとされています。
月読神社のご利益

月の満ち欠けは、死と再生を表します。また、女性の周期でもあります。
このようなことから、子授け・安産のご利益があると崇敬されています。
他にも、境内社に祀られている神々のご神徳から、次のようなご利益も期待できますよ。
安産・・・月延の石のご利益
縁結び・恋愛成就・・・むすびの木のご利益
学業成就・・・聖徳太子社のご利益
厄除け・穢れ祓い・・・解穢の水のご利益
特に月延の石は、安産・子授け祈願の象徴として多くの参拝者が訪れる人気スポットです。
月読神社 境内の様子
鳥居

境内は全体的に静かで落ち着いた雰囲気なのですが、朱色の鳥居はとても印象的です。
鳥居の横にはクネクネした古木が立ち、長い歴史を感じさせてくれます。
神門

この神門をくぐると、そこはもう神域。自然と期待が高まります。
拝殿

拝殿は落ち着いた佇まいで、境内全体が穏やかな空気に包まれています。
参拝した日は百日紅の花が咲き、美しい景色が印象的でした。
華やかさというより、優しく静かな雰囲気を感じられる神社です。
本殿

一段高い場所に本殿があります。
江戸時代に建立された本殿は少し枯れた感じで、それがまた歴史ある風格を増しているように感じます。
拝殿・幣殿越しではなく本殿を間近で拝見できるため、その造りをじっくり見ることができます。
背後の松尾山から下りてくる冷気が心地よい本殿です。
二拝二拍手一拝。。。
解穢の水・解穢の池

境内には穢れを祓うとされる解穢(かいわい)の水と解穢の池があります。
神水は飲用ではなく、心身を清める意味を持つ場所です。
私が訪れた時は、水は流れていませんでした、、、
境内社
御船社

天鳥船命を祀る小さなお社です。
日本神話に登場する神様。
国譲り神話で、天照大御神の命を受けて、建御雷神とともに芦原中国に派遣されました。
「鳥のように空を駆け、海を渡る頑丈な船」の神様なので、
海上交通安全や航海安全の守護神として信仰されています。
聖徳太子社

聖徳太子を祀る境内社です。
学業成就や知恵の神として信仰されています。
聖徳太子を祀るお社とは、これまた珍しいですね。
聖徳太子と「月神」は、太子のブレーンであった渡来系氏族「秦氏」を通じて深い関わりがあるとされています。また、太子自身が月神を篤く信仰した伝承や、月神の化身(月光童子)であるという伝説が各地に残されています。
このようなことから、秦氏の拠点である葛野のこの地に聖徳太子を祀る神社があるのでしょう。
その他の見どころ
願掛け陰陽石

陰陽を表す二つの石が寄り添うように置かれています(見方によれば二つの石が合体しているようにも)
子授け祈願のスポットとして知られています。
左右の石を優しく撫でながら願い事をすると良いとされています。
月延石と結びの木

画像中央の石が、月読神社を代表する見どころ月延石です。
伝承では、
神功皇后がこの石でお腹を撫で、出産の時期を延ばして安産を迎えた
とされています。
玉垣の中に入って石を撫でてご神威を受け取って下さい。
月延石の左に、三本の木が寄り添って育つむすびの木があり、縁結びや夫婦円満を願う参拝者が多く訪れます。。
三本の木とは、夫婦と子供ということなんでしょうね。
祈願石

社務所では祈願石(初穂料1,000円)を授かることができます。
白い石にペンで書きこんで、月延石のところに置いて祈願します。
<安産祈願の場合>
- 安産祈願と書く
- ご夫婦の名前を書く
- 出産予定日を書く
- 願い事を書く
<子授け祈願の場合>
- 子授け祈願と書く
- ご夫婦の名前を書く
- お願い事を書く
書き方は縦書き・横書きどちらでも構わないそうです。
最後に

月読神社は派手な観光地ではありません。
しかし、境内には静かな空気が流れ、ゆっくりと心を落ち着かせて参拝できる場所です。
安産や子授けを願う方はもちろん、大切な人とのご縁や家族の幸せを願う方にも、ぜひ一度訪れていただきたい神社です。
では、神様のご加護とGORIYAKUさんが、
皆さまのもとに舞い降りますように、、、
ありがとうございました。


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