伊弉諾神宮は日本初の夫婦の神様を祀る、縁結び・子宝の聖地です!

「イザナギ」と「イザナミ」ってご存知ですか?天上界から降りてきて史上初めての夫婦となり、日本の国土や森羅万象に宿る神々を生んだ神様です。

そして、ご夫婦神の初めての子が「淡路島」。今回ご紹介する伊弉諾神宮は、ご自身達の愛の結晶の上に鎮座してるということになります。まさに縁結びと子宝の聖地ですね。

さらに境内にある「夫婦大楠」のご神木も、縁結び・夫婦円満・子宝のご利益があると大人気スポットになってます。

カップルで、ご夫婦で、お一人でも。淡路観光に来られた際には、是非とも訪れて欲しい神社です!

伊弉諾神宮の概要
住所 〒656-1521 兵庫県淡路市多賀740
電話番号 0799-80-5001
参拝時間
アクセス 神戸三宮⇒高田屋嘉兵衛公園の高速バスに乗って
伊弉諾神宮前バス停下車
駐車場 あり(無料)
MAP
目次

伊弉諾尊と伊弉冉尊の国生み

なぜ伊弉諾神宮には夫婦和合と子宝にご利益があるの?

その答えは神話の中にあります。かいつまんでご紹介しますので、ちょっとめんどくさいかもしれませんが、読んでみてくださいね。

理解が深まれば、伊弉諾神宮のご利益が倍増するかもですよー。

伊弉諾尊と伊弉冉尊

イザナギとイザナミが天之瓊矛(あめのぬぼこ)を天上からなにもない下界に挿し入れてかき回すと青海原ができました。矛を引き抜くと、その先から滴り落ちた潮が固まって島が出来ました。これを「おのごろ嶋」といいます。

この嶋に降り立ったミザナギとイザナミは夫婦で国を産もうと思い、天之御柱を立ててイザナギは左から、イザナミは右から柱を回り、出逢ったところで、、、

なんといい男でしょう

とイザナミが声をかけ

なんと美しい女だろう

とイザナギが声をかけました。

そして交ぐわいを行い神が生まれました。その神を「蛭子ひることいいます。でも残念ながら不具の子だったため船に乗せて流しました。

この原因は女神が先に誘ったからでした。

今度はイザナギから先に声を掛け、それにイザナミが答えました。

このようにして生まれた神が「淡道之穂之狭別嶋おわじのほのわけのしま」(淡路島)です。

その後、四国を生み、隠岐の島を生み、九州を生み、、、、、最後に大倭豊秋津嶋おおやまととうおあきづのしま(本州)を生んで、大八嶋(日本列島)が完成しました。

蛭子と粟嶋は子の数にはいれません。

夫婦大楠で夫婦円満・子宝祈願

というわけで、まずは一番人気のスポット「夫婦大楠」をご紹介しましょう。

玉垣に囲まれた大きな楠が、婚活中・妊活中の方々お目当ての夫婦大楠のご神木です。

夫婦大楠に参拝

この楠は、伊弉諾神宮境内で一番古い木。兵庫県の天然記念物に指定されているんだから、それはそれはスゴイ木なんです。

近寄ってみると、その存在感というか重厚感というか威圧感というか。すごいパワーを感じることができます。

もともと2本だった楠木が成長するにつれて根元が合体したんだそう。だから、縁結び・夫婦和合・子宝のご利益があるといわれるんですね。

最近ではパワースポットとも。いや、わかります。

では、イザナギとイザナミになったつもりで、

  1. ご神木の回りを、男性は左から、女性は右から回りましょう。
  2. そして、出逢ったところで、、、
  3. 男性から先に「なんて可愛い娘なんだろう!」と声を掛けましょう!

必ず男性からですよ!きっといい子が授かるでしょう!

ちょっと恥ずかしいので、人の少ない時にやりましょうね。。。

岩楠神社に参拝

夫婦大楠にお願いしたらば、次は夫婦大楠の後ろにある岩楠神社に参拝しましょう。

こちらにお祀りされている神様は蛭子命ひるこのみこととおっしゃいます。そう、イザナギとイザナミの最初の子神です。不具だったので流されたという可哀想な子。だからお祀りしてるんです。

かつては、ネガティブ系の神霊もしっかりとお祀りすることでポジティブ系守護神になってくれるという信仰の形がありました。

ですから岩楠神社にも、夫婦和合・子宝・安産・子孫繁栄のご利益があるのです!

普通、樹木って、傍にある2本のうち1本は淘汰されて、1本だけが生き残るもんなんだそうですが、ここの夫婦大楠は2本とも大きく育って1本に合体しました。これも蛭子命のお蔭だといわれています。

絵馬を奉納しましょう!

お願いをしたならば、絵馬を奉納しましょう。

伊弉諾神宮の絵馬でご紹介したいのが次の2つ。

神桃絵馬

桃をデザインした「神桃絵馬」が一番人気です。夫婦大楠の垣根にたくさん奉納されています。

どうして桃なんでしょう。それも日本神話に答えがあります。

イザナギは亡くなったイザナミを死者の国から連れ戻そうと黄泉の国へ行きましたが、変わり果てたイザナミを見て恐ろしくなり逃げ帰ります。

姿を見られたイザナミは怒って、雷神や黄泉軍を追手として差し向けました。

逃げるイザナギ、負う黄泉軍。坂道を駆け上がり

やっとのことで、地上との境にある黄泉比良坂(よもつひらさか)の麓まで逃げてきた時に、そこに生えていた桃の実を3個取って投げつけました。

すると雷神と黄泉軍はたちまち撤退していったのです。

イザナギは、桃の功績を讃えて「意富加牟豆美命おおかむづみのみこと」の神名を与え、

お前が私を助けたように、葦原の中国(地上世界)のあらゆる人々が、苦しみに落ち、悲しみ悩む時に助けてやってくれ。

とお命じになりました。

桃は魔除け・邪気祓いの力を持っているんです。

さらに風水では、、、恋愛運のことを「桃花運」と呼ぶように、桃は恋愛運・愛情運を高めると言われています。

そしてそして、桃は石榴ざくろたちばなと合わせて「三柑さんかんの実」と呼ばれ、これらが描かれた絵画を飾ると子宝に恵まれるといいますよ。

色や形が女性っぽいので人気があるのかと思いきや、「神桃絵馬」には結構深い意味があるんですね。

繁栄絵馬

2羽の鳥が描かれた繁栄絵馬も人気の絵馬ですよ。描かれている鳥は「鶺鴒セキレイ」といいます。

なぜ、セキレイ?これも日本神話に答えがありますよ。

日本書紀の一書(別伝)に、次のようなお話があります。

イザナギとイザナミは、遂に交ぐわいをしようとしましたが、そのやり方がわかりませんでした。

そのとき、鶺鴒が飛んできて、首と尾を振り動かしました。

お二人はこれを見て、交わる方法を理解しました。

ですって。

史上初の夫婦となり、史上初の夫婦の営みを行うわけですから、そのやり方がわからなかったのも無理はないですねー。

下の画像がセキレイ。尾羽をヒョコヒョコと上下に動かしてる小鳥です。最近、やたらと増えてきたように思います。

尾羽をヒョコヒョコと上下に動かしてる動作が、夫婦の営みの動きに似てるということなんですよ。

ですから、この絵馬を求めるということは「今晩がんばりまーす!」と宣言しているに等しい?

伊弉諾神宮のご本殿に子宝祈願

さてと。いよいよ伊弉諾尊と伊弉冉尊に参拝しましょう。夫婦円満・子宝だけでなく、もっと大きな大きな神様ですから、存分にお願いしましょうね。

こちら、伊弉諾神宮の本殿です。この本殿は墳丘の真上に建てられています。誰の墳丘か?

それも日本神話に答えがありますよ。

イザナギ大神は、妻のイザナミ大神と共に大八嶋を生み、多くの神々を生みました。

そして最後に生まれた三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノヲ)に統治権を引き継いだ今、神としてやるべきことを全て終えました。

そこで幽宮を淡路の国に構えて、静かに長くお隠れになられました。

伊弉諾神宮は、この幽宮かくれのみやにあるのです。ということは、ここは伊弉諾神宮は伊弉諾大神の御廟ともいえるでしょう。

ですから、とびっきりおごそかにお参りしましょうね。

では、神様のご加護とGORIYAKUさんが、
皆さまのもとに舞い降りますように、、、
ありがとうございました。

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