露天神社|大阪で縁結びといえば、お初天神!でもカップルで訪れると別れるというジンクスも。。。

大阪一の繁華街「キタ」のはずれに縁結びで有名な神社があります。正式には露天神社といいますが、一般的にはお初天神という名で広く知られています。

江戸時代の元禄16年にこちらの境内で実際に起こった心中事件を題材にして、近松門左衛門が「曽根崎心中」として劇化。この浄瑠璃が大評判となり、露天神社に大勢の人々が押し掛けました。その主人公が「お初さん」なので「お初天神」と呼ばれるようになったとか。

今も、良縁に恵まれたい人々が全国から訪れる縁結びのパワースポットとして人気の神社となってます。でも、カップルで来ると別れるというジンクスが、まことしやかにささやかれていますが、、、

露天神社の概要
住所 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目5−4
電話番号 06-6311-0895
参拝時間 7:00~23:00
アクセス 地下鉄谷町線「東梅田」徒歩3分
地下鉄四ツ橋線「西梅田」徒歩8分
地下鉄御堂筋線「梅田」徒歩10分
JR環状線「大阪」徒歩12分
駐車場 なし 近隣のコインパーキングを利用
MAP
目次

露天神社へ行こう

阪急百貨店と阪神百貨店の間の大通り「扇町通り」を東へ進みます。そうすると右側に「お初天神通り」の看板があるアーケードが見えるはず。

そのアーケードに入ります。そこは飲食店が建ち並ぶ食の宝庫。お好み焼き「ゆかり」へ吸い込まれていく粉もん好きの私。

そんなこんなで、お腹もいっぱいになりお初天神へGO。

ビルとビルに挟まれるように入り口が。
これは北口。正面は南側の鳥居となります。

これが正面の鳥居です。社標には「露 天神社」とありますよね。露と天神社の間のスペースが気になります。私はここらへんから、「この神社は本来の天神さん ”少名彦命” をお祀りする ”天神社あまつかみのやしろ” なんだよ」と言う主張を感じ取るのです。

露天神社の露の由来

露殿神社の「露」の由来は、実際のところはわからないようですが、

昌泰4年(910)、菅原道真が太宰府へ左遷される途中に立ち寄って「露と散る 涙に袖は 朽ちにけり 都のことを 思い出ずれば」という歌を詠んだからだと伝わってます。

また一説には、梅雨のころに神社の前の井戸から水がわき出たためだとも。

その井戸が「露の井」として今も残ってます。

井戸の上に御井神と祓戸大神がお祀りされていますので、まずはこちらに参拝して罪穢れを祓って頂きましょうね。

本殿に参拝

さあ本殿へ向かいましょう。

縁結びのお初天神といわれていますが、お祀りされている神様をご存知でしょうか。それを知らないで参拝するのは片手落ちというもの。名前も知らない、どんな神様かも知らないで、「神様。どうか、私に良縁を、、、」とお願いするのって、ちょっとね。ってことで、少しだけご紹介しておきますね。

本殿には、少彦名大神、大己貴大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真公の5柱の神様がお祀りされていますが、もともとは、少彦名大神、大己貴大神の2柱をお祀りしていました。

少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)

大国主命(大己貴命)が国造りをするときに相棒として現れた神様。造化三神の一柱 「産巣日かみむすびのかみ」 の子神で、あまりにも小さいので指の間からこぼれ落ちたなんて描かれています。面白いですね。

このように少彦名命は特別な天神あまつかみなのです。だから古くから、少彦名命をお祀りする神社は「天神社あまつかみのやしろ」と呼んで特別に尊ばれてきました。ここもそうですよ。

ご利益は、医学・薬学・病気平癒・商売繁盛・造酒・温泉・国土経営。くわえて「むすびの神」の子神ですので、結びのご利益も期待したいですね。

大己貴大神(おおなむぢのおおかみ)

大国主命ともいわれ、地上世界を平定した最初の神様です。平定したあと天神に国土をお譲りした神話「出雲の国譲り」は有名ですね。

国を譲った大国主命は地上世界から姿を消し、冥界の主祭神として出雲大社にお祀りされています。冥界の主祭神なので、年に一回10月に全国から神様を呼び寄せて、縁結びの会議を開催するのだそう。だから縁結びの神様といわれるんです。

ご利益は、縁結び・国土経営・武運長久・病気平癒など。

1633年に菅原道真公が配祀され、天照皇大神、豊受姫大神は1903年に合祀されました。

では、

二拝二拍手一拝。

まずは「むすびの神」の子神「少彦名大神」と、縁結びの神様「大己貴大神」にご挨拶して、良縁を祈願しましょう。

お初さんと徳兵衛さんにお参りしましょう

お初さん・徳兵衛さんにお参りする前に、曽根崎心中について、、、少しだけ。

曽根崎心中って?

ここが縁結びの聖地といわれるようになったのは、何といっても浄瑠璃「曽根崎心中」の大ヒットがあったから。

お話の内容をめちゃくちゃ簡単に説明すると、

堂島新地の遊郭「天満屋」の遊女「お初」と、醤油屋の手代「徳兵衛」の悲恋の物語。
いろいろとあって、一緒になれない二人は、死んで添い遂げようと、天神の森で心中した。

その話の最後、次のように締め括られています。
「未来成仏、うたがひなき、恋の、手本となりにけり」

現代語に訳すと、次の通り。かな?自信なし。。。
「二人は成仏して来世で固く結ばれるであろう。これまさに恋の手本となったのである」

お初徳兵衛ゆかりの地

お初さんと徳兵衛さんは、本殿に向かって左手に「お初徳兵衛ゆかりの地」としてお祀りされています。恋人の聖地の看板の裏側にありますよ。

恋人の聖地とは

ブライダルファッションデザイナーの桂由美さん、フラワーアーティストの假屋崎健吾さんが中心となって、「全国の観光地域からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポット」を恋人の聖地として認定してきました。目的は、「少子化対策と地域活性化」だそうですよ。プロポーズして結婚して子供を授かって、、、ほんと、少子化対策ですね。

ジンクス:カップルでお参りすると別れる?

恋の手本とほめそやされた二人ではありますが、当の本人たちはきっと現世で結ばれたかったことでしょう。そういうことから、カップルでお参りすると嫉妬されて縁切りされるという噂がささやかれています。

でもね。お初天神に来なければ別れない?そんなわけないですよね。別れるときは別れるんです。それは縁が無かったから。縁の無い二人は、早かれ遅かれ別れるのですよ。

もしジンクスが本当だとして、お初天神にお参りして別れるなら、それはいつかは切れるべき縁なんでしょう。だったら早い方が傷も浅いし、次にいけるじゃん!と考えることもできますね。

要は、あなたの考え方次第ですから、ジンクスなんて気にしないでいきましょうよ!

いろんなお守りや絵馬があるよ!

絵馬

縁結び絵馬

縁むすび用のド定番。ハート型絵馬です。左にちらっと見えてる「やさしくて、お金持ちで、、、」の文字。可愛いですね。

美人祈願絵馬

こちらは、美人になりたい人用。美人祈願絵馬。お顔の部分に、理想とする顔を自分で書きます。京都の河合神社にも似たような絵馬がありましたよ。

お守り

いろんなお守りがあって紹介しきれないので、少しだけご紹介します。

えんむすび御守り

えんむすび御守り

えんむすび用のお守り。天然石を使ったお守りが人気のようですよ。パワーストーンですね。

スポーツ御守り

スポーツ御守り

いろんな種類のスポーツ御守りがあります。ここに展示されている以外にもあるかもです。

こういうのをプレゼントすると、男子は喜ぶんですよねー。

ちなみに、私は水泳なんですけど、絶対無いと思ってたらありました。水着ではなくスイムゴーグルがぶら下がってました。ちょっと感動。

では、神様のご加護とGORIYAKUさんが、
皆さまのもとに舞い降りますように、、、
ありがとうございました。

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